アウトドアなディープヲタクのライトノベル書評とスポーツ用品インプレブログ

アニメ ラノベ

【ネタバレ注意】アニメ「ようこそ実力至上主義の教室へ」6話ホワイトルームの描写の考察

投稿日:2017年8月23日 更新日:


「ようこそ実力至上主義の教室へ」6話でホワイトルームについての描写がされた?

おっす、となりです。

どうやら「ようこそ実力至上主義の教室へ」の原作小説が累計100万部突破したみたいですね。

それがおめでたいから……とかは特に関係ないですが、TVアニメ「ようこそ実力至上主義の教室へ」6話でホワイトルームなるものの片鱗が明かされたみたいだったので、一応原作読者として考察書いておこうかなと思って書き始めた記事になります。

 

ようこそ実力至上主義の教室へ 第1巻( イベントチケット優先販売申込券 ) [Blu-ray]

 

ということで、重大なネタバレも含まれているので読む際にはどうぞ留意した上でお願いします。

 

なんか観た感じ、清隆くんも海斗(※暁の護衛の主人公)と同じ匂いを感じたわけですが、一体……ということで早速本題に入りましょう。

 

書く必要も無いかもしれないけど一応「ようこそ実力至上主義の教室へ」について

今更ではありますが、一応「ようこそ実力至上主義の教室へ」についての基本情報をおさらいしておこうと思います。

 

MF文庫Jより刊行されている本作は、記事執筆時点で本編6巻、外伝1巻より成り立っており2017夏クールよりTVアニメも放映されています。

高度育成高等学校という勉学や武道、集団掌握術など様々な観点から見た「実力」を測られる学校で、評価最低ランクであるDクラスに振り分けられてしまった主人公・綾小路清隆とヒロイン・堀北鈴音が、評価最高ランクのAクラスを目指すというお話で、入学後は学園都市内となっている敷地から出ることが出来ないクローズドな環境や、成績によっては毎月都市内の店であればどこでも使用することができる仮想通貨が振り込まれるという設定がファンの心をくすぐってたまらない部分なのかもしれません。

また原作者とイラストレーターが、PCゲーム業界を騒がせていた「暁の護衛」シリーズなどを手掛けたコンビである衣笠彰吾氏とトモセシュンサク氏であることも、TVアニメ放映後に原作の累計売上が100万部以上を達成した1つの要因だと言えるでしょう。

 

そんな本作ですが、つい先日アニメ版「ようこそ実力至上主義の教室へ」6話が放送されました。

 

ストーカー自体の内容としては、5話より騒がれていた佐倉愛里が被害に遭っているストーカーについてのエピソードと、Cクラス側の優位な形で審議されている須藤が起こした暴行問題の是非についてでした。

 

須藤の件に関しては、Cクラス側の監視カメラが設置されていない死角で暴行を受けたという証言から、それを逆手に取るような形で監視カメラを一ノ瀬経由で入手した綾小路が現場にカメラを設置し、櫛田の携帯からのメッセージでおびき寄せたCクラスの当事者たちを、実は監視カメラがあったのではないかというはったりによって沈めることになります。

その結果、綾小路のはったりに騙されたCクラスの当事者3人は審問会を開いているものの、実は学校側は今回の騒動の真相を見抜いており、そのうえでDクラスとCクラスがどう立ち回るのかを見定めているのではないかと怯え、訴えを取り下げることに。

 

更に佐倉のストーカー問題に関しても、佐倉がストーカーが襲われた際に放った救援の連絡を頼りに綾小路がその現場を押さえることで一気に解決。

ストーカー問題が片付くと共に、佐倉の引っ込み思案過ぎる面も少しだけ解消されたことになりました。

 

このような形で、割りと綺麗さっぱり終わる……と思われた6話でしたが、終盤原作読者も驚きの描写がされました。

それが次で語る「ホワイトルーム」についての描写です。

 

アニメ「ようこそ実力至上主義の教室へ」6話で鮮明になってきたホワイトルームの概要

 

原作読者……というか僕が驚いた描写。

それが堀北から一体何者なのかと問われた際に、清隆が回想で過去を一瞬だけ振り返るシーンでした。

 

もともと原作5巻ラストで『ホワイトルーム』『偽りの天才』『清隆の父が作り上げた最高傑作』『殺風景な部屋』というなんとも思わせぶりなキーワードがあって、どこかで回収されるだろうと踏んでいました。

 


ようこそ実力至上主義の教室へ 5 (MF文庫J)

 

中でも『ホワイトルーム』には強い関心を持っていたんですが、今回のアニメ6話ラストでそのホワイトルームらしき場所が映像化。これには驚きました。

 

「ようこそ実力至上主義の教室へ」6話のラストで流れた清隆の回想では、殺風景な部屋で横一列に並ばされた少年少女たちがおり、その中で清隆の隣にいた少年が倒れて痙攣しだすという場面だったことが特に印象的です。

 

少年たちが全員病衣を纏っていることや、怖くなるぐらいの室内の殺風景さから見るに、ホワイトルームとは人体実験施設ではないかと推測

 

そもそも件の場所が『ホワイトルーム』なるところでは無い可能性も微妙にありますが……まぁ今は回想の場所が『ホワイトルーム』なる場所だと仮定して話を進めます。

 

今回の描写から感じ取れる事実は以下でしょう。

 

  • 殺風景な部屋である。
  • 少年少女たちが横一列になっており、いずれも表情は暗い。
  • 全員が病衣を纏っている。
  • 整列していた少年が痙攣を起こすほどの逼迫した状況である。

 

これらの情報から読み取り、回想の場がどういったところなのかと考察するならば、5巻ラストで清隆にとって唯一の古くからの知人であるらしい坂柳とのシーンで語られた『ホワイトルーム』『偽りの天才』『清隆の父が作り上げた最高傑作』というキーワードが重要になってきます。

 

そしてそのキーワードをヒントとして考察すると、『ホワイトルーム』とは幼子の内から完璧な存在へと育てるまたは仕上げるための人体実験場のような場所であり、清隆の父がこれを運営しており、その子供である清隆もまた被験者的ポジションだった……というものが妥当な気がしています。

 

“あの”朝霧海斗を産んだ衣笠彰悟氏なのだから、清隆の過去はかなり重いと思った方がいいのかも?

 

さて、そんな考察をした上で触れておきたいのが著者の経歴でしょう。

前述しましたが、著者の衣笠彰悟氏は「暁の護衛」シリーズや、その世界観を共有した「レミニセンス」などが代表作に挙げられます。

そして両作品に通じてあったものが、主人公の異質とまで表現できる程のバックボーンです。

 

暁の護衛 トリニティ(通常版)

 

「暁の護衛」シリーズの朝霧海斗は、同業界でも一、二を争うほどの凄惨な過去を持つ主人公であり、その背景から形成された強靭なメンタルや圧倒的なまでの戦闘力、そして天才的と陳腐な表現で済ますのが申し訳ないほどの知能指数と、まさに経験によって裏付けられた最強主人公で、ユーザーからの圧倒的な人気を獲得しました。

「レミニセンス」シリーズの秀隆も、海斗には劣るとは言えど、特務官という職業に就き、総合的な能力において高い次元にいた人物でした。

 

そんな魅力的な主人公を書く衣笠氏。

当然「ようこそ実力至上主義の教室へ」の主人公である清隆も、彼らのような非常に高い能力を有する人物になっていくでしょう。というか既にその片鱗は見せています。正直原作のほぼ8割ぐらいは清隆ゲーと言えるかも。

 

そしてそんな風に毎度毎度作品が出ることに高い人気を誇る衣笠氏の描く主人公ですが、海斗の項でも触れている通り、ただなんの理由もなく俺TUEEEEになっているだけではないのが、衣笠作品の主人公の特殊性につながります。

 

朝霧海斗は父親によって8階建てのマンションから突き落とされたりパン1個で男性3人の強姦魔に売り飛ばされてきたこそ、世界でも指折りの達人をも凌ぐ武力や耐久力を持ち、爪剥ぎといった拷問にも屈しないほどの強靭なメンタルがありました。

 

正直、ネットなどでは俺TUEEEE(主人公が異様に強い)作品が忌避されがちな昨今ですが、上に書いたような過去背景があっての俺TUEEEEというのは陳腐ではなく魅力的に映るものでしょう。

だからこそ、この人気ぶりなのかもしれません。

 

そして、清隆もまた少し抱えるものが、映像化や、原作が進む中でとても如実に露呈され、彼が持つ異常性がくっきりと鮮明になってきました。

『ホワイトルーム』は非常に異質な空間であり、その場にいた少年が痙攣して倒れ込むほどの恐ろしい”何か”が潜んでいると考えられます。

そんな場所で幼少期を育った清隆が経験したものは、海斗が体験したような思わず目を背けたくなるような修練や実験であってもおかしくないでしょう。

 

つまるところ、海斗の過去を書いたほどの著者なのだから、清隆の過去についてもかなり重めであってもおかしくありません。

 

そして、海斗並の説得力のある強さを持った主人公というものを期待している衣笠ファンや、ライトノベルファンも決して少なくない数いると考えられます。

 

『ホワイトルーム』や『偽りの天才』という言葉の真実が明かされるのはいつになるのか。

アニメで判明するのか。原作で判明するのか。

まだまだ未知数な部分もありますが、いずれにしても「ようこそ実力至上主義の教室へ」自体が更なる発展を遂げてくれることを祈って記事を終えたいと思います。

 

読んでいただき、ありがとうございました。

-アニメ, ラノベ

執筆者:

関連記事

『ネタバレ注意』アニメよう実こと「ようこそ実力至上主義の教室へ」7話がクソ過ぎたので軽井沢過激派として物申す。

目次1 「ようこそ実力至上主義の教室へ」7話がクソ過ぎたので軽井沢過激派として物申す。2 最初に言っとくけど、今までの改変は寧ろ好意的に見ていた2.1 昨今のラノベヒロインでも特に可愛いと思ってる軽井 …

英雄も現代では形無し? 「最強聖騎士のチート無し現代生活 1~姫君はイタズラな副会長~」の感想・書評

目次1 オーバーラップ文庫大賞受賞「最強聖騎士のチート無し現代生活 1~姫君はイタズラな副会長~」1.1 基本情報1.2 あらすじ2 『最強聖騎士のチート無し現代生活 1~姫君はイタズラな副会長~』評 …

母は強し。『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』の感想・書評

富士見ファンタジア文庫より発売『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』   目次1 富士見ファンタジア文庫より発売『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』1. …

2017年夏アニメの放送が近いので、オススメ5選を書いてく!

目次1 おっす! オラ、オタク! 今回はオススメ2017年夏アニメを書いてくゾ!2 2017年夏アニメオススメ5選2.1 2017年オススメアニメ:恋と嘘2.2 2017年オススメアニメ:ようこそ実力 …

空想世界の宇宙への憧憬とボーイミーツガール。月とライカと吸血姫の感想・書評

  目次1 ガガガ文庫より発売「月とライカと吸血姫」1.1 総評1.1.1 ストーリー・テーマ1.1.2 キャラクター1.1.3 文章1.1.4 エンタメ性1.1.5 おしまいに &nbsp …


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

サイト内検索

プロフィール

本ブログを運営しているぐりむととなりです。東京から地方に飛ばされた二人が東京に株式会社wotakuを設立することを夢見ながら(?)ラノベやスポーツ用品のレビューをしていくブログです。 


ブログ村ランキングに参加しています。ポチッとお願いします!にほんブログ村 小説ブログ ライトノベル(小説)へにほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ