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「ミサイルは発射されたが、上空を通過したので騒ぐほどのことではない」って何言ってんだこいつ。
こんちは。となりです。
正直アニメとかゲームの話をしていたいところですが、どうしても理解できないことがあって、今回の記事を書きます。
核ミサイルが降るとき君は…北朝鮮ミサイル発射!3分以内の避難マニュアル漫画 核ミサイル避難マニュアル漫画
2017年8月29日早朝、北朝鮮がミサイルを発射して北海道、東北、甲信越に「Jアラート」が発令され、全国に激震が走りましたね。
今回は通過ということで難を逃れるに至りましたが、今回の騒動によって様々な物議が醸されているのはここで書かずともニュースなどを見れば一目瞭然だと思います。
僕の住む長野県も避難区域に入っており、朝の早い時間から不快なアラートが流れた時には思わず背筋が凍りました。
だって、いきなりミサイルが飛んでくるとか言われたら誰でもぎょっとするでしょう。
いやまぁしないのならそれは、今生にあまり関心がないか、そもそも肝が太いかのどれかなのでしょうが、家族に死なれたら嫌だし、これまで鳴ることの無かった防災無線がひっきりなしに鳴り響いていたこともあったので普通に怖かったです。
ミサイルは北海道・襟裳岬の上空を通過し、約1180キロメートル先の太平洋上へ3つに分離して落下したということで、現在安保理が批難の声明を出すなどして対処にあたっているそうです。
今回の北朝鮮ミサイル発射は有事ではないと考えてる人がいて理解できない
今回の事で、警報から着弾まで数分しかない事がよくわかったと思います。
「数分しかないから何もできない」ではなく、「数分で可能な限り生存率を上げる」努力をして下さい。
イスラエルの人は統計に基づいて屋内または地面に伏せ、生存率を上げています。見習いましょう。 pic.twitter.com/2yJXmkEUoU— MASA(E4まで攻略終了) (@masa_0083) August 28, 2017
今回の記事を書くきっかけになったのはこちらの投稿。
僕は普段政治に関しては月並みにしか興味を持っておらず、アラートが鳴った際にはとても焦り、とりあえず警報の通りに窓の部屋に退避することぐらいしか出来なかったので教訓になりました。
なんか「イスラエルと一緒にしてどうする」とか反応してる人もいたみたいですが、今回、状況としては上記投稿の画像のような方々と大して変わらないので、むしろ見習わないでどうすんのってのが率直な感想です。
「一生落ちてくることもないミサイルに怯えてろ」というような意見もあるらしいですが、なぜ落ちてこないと言い切れるんでしょうね。
ミサイルを撃っているのは一種のパフォーマンスであり、日本はあくまで「通過区域」なだけだから?
いやいや。
それを信じて、ただでさえ逼迫した財政状況にある北朝鮮が、ミサイルのテストでミスをしないと思ってるなら、それは楽観的過ぎはしないでしょうか。
僕は北朝鮮のことをおかしな国だと認識してるのでどう考えても今回の出来事は危機だったなと思っています。
さて、そんな平和ボケした僕を含めた日本人に警鐘を鳴らす素晴らしい当ツイートですが、一方で「今回の件は有事とは言えない。なのでJアラートを必要など無かった」という旨の投稿をしている人も存在しており、大変驚きましたので思いを綴っていきます。
ミサイルが自分たちの上空を飛翔していても危機ではないのなら何が危機?
ここで「有事」という言葉の概要について簡単に見ておきましょう。
有事(ゆうじ)とは、戦争や事変、武力衝突、大規模な自然災害などの国家にとって非常事態が起こることであり、軍事的危機だけでなく、経済危機、人為的大事故、自然災害、社会的大事件などの総合的な言い方であり、その中でも主に犠牲者数百人以上の大惨事を伴う事件事故やNBC兵器等によって数十人以上死亡するような緊急の事態を総じて「有事」と呼ぶ。
なるほど。軍事的危機。
今回の件って軍事的危機で無かったらなんと表現すればいいんでしょうね。
ただでさえ実に19年ぶりの「予告なし」でのミサイル発射です。
だからこそ「Jアラート」が発令され、こんなにも騒動になってしまっているのかもしれませんが、とにかくこれは「有事」だと言えるでしょう。
確かに北朝鮮がミサイルする毎度に「Jアラート」が発令され、日本国内に対して経済損失を与えることができるこの状況は目を瞑れるものでは無いと思いますが、だからといって避難・対策を講じない理由にはならない気がします。
まぁ……そもそもにして、領空を越えてミサイルを発射している現況こそ一番おかしいので、北朝鮮をどうにかすべきですが。
今後も緊迫した事態が続きそうです。