アウトドアなディープヲタクのライトノベル書評とスポーツ用品インプレブログ

ラノベ

母は強し。『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』の感想・書評

投稿日:


富士見ファンタジア文庫より発売『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』

 

 

こんばんは。

時間があると次の書評する作品はどうしようかなーとか考えるようになってきて、書評にハマってきた感が出てきたとなりです。

 

すっかり花見のシーズンとなった4月中旬ですけども、皆さんは花見にどんな思い出があるでしょうか。

 

僕は花見にはあんまりいい思い出はありません。

というのも、花見自体は楽しかった記憶はあるんですが、まだお酒を飲み始めて日が浅かった頃にあまりに楽しすぎて泥酔し、同席者の皆さんにとんだご迷惑をかけたことが一度あり、辛酸を舐めた思い出があるからです。

幸い介抱していただいた方はとても優しい方で、今でもお酒の席に誘っていただけてはいますが、金輪際ああいったことはないようにと密かに誓っていたりします。

皆さんもお酒には気をつけましょう。

 

さて、今回書評するのは第29回富士見ファンジタア文庫大賞の『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』となります。

僕の書評では初かもしれない、辛口多めのものになっています。

 

また、いつもどおりネタバレ無しの書評ネタバレ有りの書評で分かれていますので、読む際には大見出しを見て、注意するようにお願いします。

 

基本情報

  • タイトル:通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?
  • 出版社:富士見ファンタジア文庫
  • 著者:井中だちま
  • 画:飯田ぽち
  • ジャンル:お母さんとVRMMOで仲良くなろうラブコメ(?)
  • 発行日:2017/01/20


通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか? [ 井中 だちま ]

 

あらすじ

「これからお母さんと一緒にたくさん冒険しましょうね」
「あり得ないだろ……」念願のゲーム世界に転送された高校生、大好真人だが、なぜか真人を溺愛する母親の真々子も付いてきて!? ギルドでは「彼女になるかも知れない子たちなんだから」と真人の選んだ仲間をお母さん面接したり、暗い洞窟で光ったり、膝枕でモンスターを眠らせたり、全体攻撃で二回攻撃の聖剣で無双したりと息子の真人を呆れさせる大活躍!? 賢者なのに残念な美少女ワイズと、旅商人で癒し役のポータも加わり、救うのは世界の危機ではなく親子の絆。第29回ファンタジア大賞〈大賞〉受賞の新感覚母親同伴冒険コメディ!

出典:第29回ファンタジア文庫大賞サイト

 

点数

  • テーマ:7
  • ストーリー:3
  • キャラクター:5
  • 文章:1
  • 総合評価:4

 

『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』評価(ネタバレ無し・まだ読んでない人向け)

 

良かった点

僕がこの作品を読んだ理由ってすごーく単純で、飯田ぽちさんが挿絵を担当していたからっていう理由なんです。

飯田ぽちさんというのは、最近おねショタマンガとして人気が出ている『姉なるもの』の原作者さんで、まぁぶっちゃければ……

くっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっそシコリティの高い

マンガを書く人です。

個人的にはイラストだけでもうごちそうさまですーという感じ。

 

あ、テーマは素晴らしいんじゃないでしょうか。

うん、ママいいよね。

バブみ。バブみの語源からすると使い方は誤ってるのかもしれないけど、まぁいいじゃない。バブバブ言えれば、なんでもね。

要はただひたすらにお母さんとVRMMOを通じて仲良くなりましょうというテーマで、売れ線を押さえているなと感じました。

 

ストーリー(※ただし文脈は除く)も、まぁラノベ本来のターゲットである中高生向けということを考えれば、そんなに言うほどでも無い……かもしれない。

悪かった点

ストーリーはそんなに面白いとは思わなかった。

ゲームに詳しくないヒロインのお母さんが、ゲーム用語を勘違いするシーンとかがあるんだけど、その勘違いの仕方がつまらないとか、とにかく諸々のギャグが全く刺さらなかったのが最大の要因かも。

 

文章についてですが、いくら「新人賞」っていうフィルターを通したとしても、これは流石にどうなのかなと思う点が多々ありました。

本当に校正した? って聞きたくなるぐらいにあべこべな文章が多いし、三人称で書いてる割には動作や風景の描写が雑すぎるんで、建造物とかのイメージも全く湧かない。

 

キャラクターは、お母さんとポータとワイズは良かったけど、主人公には少し違うかなぁと思う部分もあったり。

思春期特有の親に対する羞恥が強まって、お母さんに酷いことを言ってしまうシーンが何度かあるんですが、いや……思春期だからってのは全く理由にならないでしょうと、思わず独りでに突っ込んでしまった。

 

総評

2巻が出るらしいです。

 

文章云々に関してはラノベに求めてねえよ!って人も多いと思いますし、僕もエンタメとしての小説が読みたい一心でラノベを買っているので、心情描写や場面描写に優れた小説を読みたくなったら、古典や純文学、一般文芸の棚を漁るようにしてます。

 

ママみでオギャりたいぐらいの気持ちで読めば、すらすらと読める小説なので、難しいことを考えずに読むのが肝要かもしれません。

 

もし購入を検討されているようでしたら、ぽちさんの絵が好きだからとか、ママもの最高! とか、そういう割り切った気持ちで購入されることを、個人的にはお薦めします。

『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』評価(ネタバレ有り・もう読んだ人向け)

イラストが良かった

イラストは本当に良かった。

元々ぽちさんのファンであるということは評価を左右する大きな要因になっているので、イラストは批判したくないし、できるような部分も無い。

 

僕自身竹を割ったような性格ではないので、ただ「イラストが良かった」と単純な評価をするのは、あまりしたくはないのが本音なんだけれど、どうしてもこの表現以外が思いつかないです。

ワイズの母、辛辣過ぎない?

ワイズの母が「産まなければ良かった」という意味に近い言葉をワイズに投げかけるわけだけど、正直こんなことを言う人が、仮に改心していってワイズをちゃんと愛するようになる展開だと言われても納得できない。

ワイズの母は、誰かに操られるまたは精神汚染されて、自分の意思とは違ったことを発言していたと思わせるような描写があったけど、その真実が明かされていないとはいえ、正直あんなことがあった後に、いきなりエピローグで仲睦まじい親娘喧嘩を見せられても、僕の表情が死にます。

真々子とワイズは可愛いからこそ、ちょっと残念。

総評

願うならばオトマトペの多用はやめてほしい。

それから、小出しにしようとしているのかは分からないけど、その巻で納得できる分の世界観に関する説明はト書きでいいから入れて欲しい。

と……色々と言いたいことはある本作ですが、テーマとイラストの二種が飛び抜けて魅力的なのは確かなので、出来る限り応援できればなと思っています。

 

 

あ、くそどうでもいいかもしれないけど、このCMで狂喜乱舞した。

やっぱ、茅野愛衣さんの包容力を感じさせる声は最高だぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

ということで、以上。

さよなら〜。

-ラノベ
-

執筆者:

関連記事

【異世界スマホ】「異世界はスマートフォンとともに」11話が酷評されまくっている理由について考えてみた

目次1 なぜ「異世界はスマートフォン」11話がここまで酷評されているのか。1.1 ぶっちゃけ、「異世界はスマートフォンはとともに。」は11話以前も酷評される要素ばかりだった1.2 異世界スマホ11話は …

「このライトノベルがすごい!2018」を読んで思ったことを挙げてく

目次1 「このライトノベルがすごい!2018」を読んだ1.1 全体的に妥当なランキング?1.2 ジャンル別ガイドは、ライト層からミドル層に向けたものっぽい1.3 ラノベのトレンドを知る上では買っておく …

正義を問うラノベ「リンドウにさよならを」の感想・書評

ファミ通文庫より発売「リンドウにさよならを」   目次1 ファミ通文庫より発売「リンドウにさよならを」2 「リンドウにさよならを」の基本情報2.1 あらすじ2.2 点数3 『リンドウにさよな …

何も感じられないのは幸せなこと『ひきこもりの弟だった』の感想・書評

メディアワークス文庫より発売「引きこもりの弟だった」 ひきこもりの弟だった (メディアワークス文庫) 目次1 メディアワークス文庫より発売「引きこもりの弟だった」1.1 基本情報1.2 あらすじ1.3 …

『ネタバレ注意』アニメよう実こと「ようこそ実力至上主義の教室へ」7話がクソ過ぎたので軽井沢過激派として物申す。

目次1 「ようこそ実力至上主義の教室へ」7話がクソ過ぎたので軽井沢過激派として物申す。2 最初に言っとくけど、今までの改変は寧ろ好意的に見ていた2.1 昨今のラノベヒロインでも特に可愛いと思ってる軽井 …


  1. […] 母は強し。『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』の… […]

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

サイト内検索

プロフィール

本ブログを運営しているぐりむととなりです。東京から地方に飛ばされた二人が東京に株式会社wotakuを設立することを夢見ながら(?)ラノベやスポーツ用品のレビューをしていくブログです。 


ブログ村ランキングに参加しています。ポチッとお願いします!にほんブログ村 小説ブログ ライトノベル(小説)へにほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ